塩沢歌舞伎保存会の歴史
第17回しおざわ雪譜まつり 2月雪舞台で初上演した白浪五人男
旗揚げ公演 8月14日石打歌舞伎舞台
<塩沢歌舞伎保存会の結成:地芝居文化を21世紀につなごう>
これだけ盛んだった歌舞伎(地芝居)も、戦後の新しい時代の流れには勝てず、衰退の危機を迎えた。歌舞伎は旧芝居と言われ、歌舞伎の決まり事にとらわれない人情時代劇に夢中になる地区も出てきたが、村の盆踊りの衰退に象徴されるように、映画やテレビに娯楽の主役の座を奪われてしまった。
そんな中、石打丸山スキー場の観光協会とタイアップして公演を続けていた石打(関山)歌舞伎と、12年に1度の卯年大祭の歌舞伎上演にこだわって来た大木六歌舞伎と大沢歌舞伎の3地区は、1999年〈平成11年〉卯年大祭で大木六・大沢地区が約20年ぶりに歌舞伎を復活上演したのを機に、伝統歌舞伎文化の面白さと意義を再確認し、歌舞伎という文化を21世紀に受け継ごうと言う機運が高まり、大木六・大沢・石打の3地区が大同合併し2001年1月に「塩沢歌舞伎保存会」が設立され、2月の第17回しおざわ雪譜まつりには、雪を固めた雪舞台で「白波五人男を」上演、八月には関山神社境内の石打歌舞伎舞台で記念すべき旗揚げ公演(2日間で五幕上演)を行い、力強い一歩を踏み出しました。
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